ガラス造形作家の神代良明⽒と共に、
ディープブルーガラスのランプを制作
―くらしを燈すアート作品—
⽇々の暮らしに寄り添うというコンセプトのもと、ガラス造形作家の神代良明⽒と共に、ディープブルーガラスのランプを制作しました。
ガラスで繊細に表現される⾊、質感、形状。それは、さまざまな感情や思い、⽇常のささやかな出来事ひとつひとつに⼼が動く瞬間を、記憶として象ったもの。
この作品は、銅粉との反応で着⾊されたガラスを耐熱⽯膏鋳型に⼊れ焼成していきます。着⾊と焼成それぞれに独特の⼿法を採り⼊れ、地層のような積層体の重厚さと表⾯の艶やかさが美しいものに仕上がっています。
ランプシェードは、⽇本製のコットン素材の粗野な表⾯とアイボリーカラーが、ディープブルーガラスと美しいコントラストを⽣み出しています。
⼼の混沌を払ってくれるような澄んだブルー。⽇々の⽣活をランプと共にどうか楽しんでいただけますように。
すべての作品はアーティストにより⼿作業で作られているため、⼀点⼀点仕上がりが異なります。
世界にたったひとつの作品をお楽しみください。
<神代 良明⽒コメント>
今回のコラボレーションは、アートピースと実⽤品の落とし所を探る旅でもありました。
不慣れな僕とのやり取りを重ねていく中で、⾼橋さんはこちらの世界観を尊重して下さりながら、さり気なく⽔を向け、そして柔らかく着地を導いてくれました。
いま振り返るとき、そんな⾼橋さんご本⼈と、ジュエリーという存在の親しさが重なって感じられます。
これまで⻘い作品をつくってきて僕は、⻘という⾊は⼀⼈⼀⼈の中にある⼼象の⾊なのかもしれない、と感じています。
今回、窯の中で熔け合ったガラスと銅粉から⽣まれた⾊は、微妙に異なる⻘の集まりとなって、僕⾃⾝初めての景⾊を臨むことが叶いました。
窓辺の明かり、ランプの灯り…折々の光のなかに去来する想いや⼼象に寄り添っていけるような⻘が刻めていたら幸いです。
ENGRAVED BLUE LAMP ¥198,000 tax included
<神代 良明氏プロフィール>
ガラス造形作家。1968年⽣まれ。東京理科⼤学⼤学院理⼯学研究科建築学専攻修了。株式会社現代計画研究所にて建築設計に6年間携わる。東京ガラス⼯芸研究所、⾦沢卯⾠⼭⼯芸 ⼯房を経て、2012年より岐⾩県⾼⼭市にアトリエを構える。素材と⼈との関係への関⼼から、ガラスの焼成過程を注視した制作を通して根源的な調和について探求している。国際ガラス展・⾦沢2004⼤賞、ロエベ財団クラフトプライズ2017審査員特別賞などを受賞。V&A博物館、モダン・ピナコテーク、コーニングガラス美術館、富⼭市ガラス美術館などに収蔵。